Journal — 業務効率化

請求書の商売に、レジを置く。——月末の“答え合わせ”をなくす話

BIW STUDIO / "係長"(作家) | 公開 2026-08-05

月末になると、通帳を開く仕事があります。振り込まれた金額と、こちらが送った請求書の控えを、ひとつずつ突き合わせる——名前、金額、日付。全部で数十分。たまに1件だけ合わなくて、「あの、先日の件なのですが」と確かめる連絡を書く。あの気の重さも含めて、月末の恒例行事になっている方は、多いと思います。

今日は、その「答え合わせ」自体をなくす話です。

お店にはレジがある。請求書の商売には、ない

店頭の支払いは、30秒で終わります。金額はレジが示して、お客さまがカードをかざして、記録はレシートと売上データに自動で残る。誰も通帳と突き合わせたりしません。レジが、支払いと記録を同時に済ませてくれるからです。

ところが、請求書でお金をいただく商売には、このレジがありません。請求書を作る。送る。入金を待つ。通帳と照合する。ずれていたら確かめる。——店頭ならレジが30秒でやることを、人間が月をまたいで、手でやっている。そう捉え直すと、月末のあの数十分の正体が見えてきます。

支払いリンクは、ネットの上に置くレジ

いま、この「レジ」をネットの上に置けるようになっています。仕組みは単純で、支払い用のURLを1本、メールでお送りするだけ。受け取った方はカードで支払って、1分で終わります。そして大事なのはこちら側で——誰が、いつ、いくら払ったかが、自動で記録に残ります。照合という工程が、速くなるのではなく、そもそも無くなるのです。

ビュプロも今月から、この形を整えました(Stripeという決済サービスを使っています)。導入にかかった費用はゼロ。月々の固定費もゼロ。かかるのは、実際に支払いがあったときの手数料だけです。

手数料を、どう考えるか

その手数料は、だいたい売上の3.6%です(率はサービスや契約内容で変わります)。1万円の売上なら360円。「もったいない」と感じる方も、いらっしゃると思います。

ここで思い出していただきたいのが、月末のあの数十分です。通帳とにらめっこする時間。ずれた1件を確かめる連絡の気の重さ。再発行する請求書。——360円は、その事務をまるごと外注する値段だと考えると、景色が少し変わります。時給に直すと、たぶん、ずいぶん安い外注先です。

全部をレジにしなくて、いい

とはいえ、すべてをカード払いにする必要はありません。おすすめしているのは使い分けです。毎月いただくお金は、自動で引き落とされるカードに(払う側の「振り込む手間」も一緒に消えます)。大きな単発のお支払いは、これまでどおりの銀行振込でも。要は、相手が選べる状態にしておいて、慣れているほうに合わせる。仕組みは、揃えるものではなく、合わせるものです。

事務の効率化というと「速くする」方法を考えがちですが、いちばん効くのは、工程を消すことです。月末の答え合わせは、消せる工程のひとつでした。

最後に、持ち帰っていただきたい質問をひとつ。——月末の入金確認に、いま何分かかっていますか?

その数十分、リンク1本で消えるかもしれません。事務まわりの小さな相談から、無料でどうぞ。

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