置き場所で、「誰のものか」が決まる
月額のクラウドサービスは、たとえるなら借りた畑です。よく整っていて、すぐ作物が育つ。でも、借りるのをやめた日には、畑ごと返さなければなりません——育てた作物も、土に慣れた道具も、一緒に。
ビュプロの考えはひとつだけ。畑ごと、御社のものにする。仕組みも、たまっていくデータも、置き場所の名義も、ぜんぶ御社のもの。だから、わたしと縁が切れても仕組みは動き続けますし、やめる時はデータごとお返しします。
そのための置き場所が、次の3つです。どれにするかは、無料相談の中でこちらからご提案します。見るところは3つ——何人で使うか。どんなデータか。外に公開するか。これで、だいたい決まります。
器その一:御社のパソコンの中
ひとりで回している事務に
そろばんと帳面が、そのままパソコンに入った形です。仕組みはぜんぶ御社のパソコンの中だけで動き、御社のデータを外に送りません。インターネットが止まっても動きます。工賃の計算、見積もりづくり、日報——ひとりで回している事務なら、たいていこれで足ります。
データは、ボタンひとつでExcelやCSVのファイルに書き出して手元に残せます。パソコンを買い替えても、ファイルを移せばそのまま続きから。
実体は、1つのHTMLファイルで完結するアプリです。外部のサーバーやCDNに依存せず、動作に外部通信を必要としない設計。データはブラウザの保存領域に置き、Excel/CSVへの書き出し機能を標準で付けます。当サイトの「動くサンプル」8つと同じ作りなので、動きは今この場で確かめられます。
器その二:いつもお使いのGoogleの中
何人かで共有したい仕組みに
御社がいつも使っているGoogleの中に、御社専用の棚を作る形です。シフト表をスタッフのスマホから見る、外出先から予約台帳を確かめる——「何人かで共有したい」仕組みは、これが向いています。
大事なのは、棚を作る場所が御社名義のGoogleアカウントの中だということ。ビュプロが消えても棚は残りますし、中身はいつでもExcel形式で丸ごと取り出せます。御社が既にお使いのGoogleの範囲内なので、追加の月々の費用はかかりません。
実体は、Googleスプレッドシートと自動化スクリプト(Google Apps Script)の組み合わせです。制作中はわたしが共有権限をいただいて作業し、納品後はその権限を外していただけます。仕組みもデータも御社アカウントの持ち物として残る、という意味です。
器その三:店の中の小さな箱
お客さまの記録など、大切なデータに
手のひらサイズの小さなコンピュータに仕組みを入れて、お店や事業所の中に置く形です。お客さまの記録、利用者さまの情報、売上の中身——「外に出したくない」データを扱う仕組みは、これをおすすめします。データは文字通り、店の中にあります。
箱は静かで、電気代は電球1個ほど。箱の費用はお見積もりに含めます。「サーバーを買う」ような大ごとではなく、レジや複合機と同じ——事務の備品がひとつ増えるだけです。
実体は、小型PCの中で動くアプリと、1ファイル型のデータベース(SQLite)です。「箱は消耗品、データは1ファイル」が設計の芯。毎晩、自動でデータの控えを御社のGoogleドライブかUSBに残します。箱が壊れても、新しい箱に控えを戻すだけで復旧します。
保守をお引き受けしている場合、箱への遠隔接続は暗号化された専用経路で行います。接続できるのは保守のためだけ。御社のパソコンに、こちらから勝手に入る仕掛けは一切ありません。
ちなみに——ホームページの置き場所は?
ホームページ係の話も、ここでしておきます。ホームページは外に見せるものなので、3つの器とは違い、世界中から見える場所に置きます。それでも、考え方は同じです。
ドメイン(ホームページの住所)は御社名義で取り、置き場所も、無料で使える配信サービスに御社名義で設定します。月々の「管理費」でホームページをお預かりしたまま、にはしません。わたしと縁が切れても、住所も中身も御社のものです。
実体は、Cloudflare という配信サービスの無料枠に、御社名義のアカウントで置く形です。この biw.studio 自身が、まったく同じ置き方で動いています——月々のサーバー代ゼロで、この速さです。
遠隔サポートの仕組みも、先に話しておきます
納品のあと困ったときは、画面をつないで一緒に直すのがいちばん速い方法です。御社のパソコンにつなぐ遠隔操作は、毎回、御社側の承認がないとつながらない方式にしています。合言葉(その場かぎりの番号)を口頭で伝えていただいて、初めて画面が見える。作業が終われば切れて、その番号はもう使えません。
何をしたかは、毎回、メール(文面)でご報告します。「知らないうちに誰かが入れる」状態を作らないこと——それが、画面をつなぐ仕事の最低限の礼儀だと考えています。
やめる時の話も、先にしておきます
どの器を選んでも、契約が終わる時にお渡しするものは同じです。データ一式(Excel・CSV・データベースのファイル)と、引き継ぎ書。そして、こちらの手元の控えは消去します。次にお願いする相手がビュプロでなくても、そのまま引き継げる形で渡す——それが「畑ごと御社のもの」の意味です。
よくある質問
箱が壊れたら、どうなりますか?
箱は消耗品、データは1つのファイル——そう考えて設計しています。データは毎晩、自動で控えを御社のGoogleドライブかUSBに残します。箱が壊れたら、新しい箱に控えを戻すだけ。前の晩までの記録は、必ず戻せます。
インターネットが止まったら、使えなくなりますか?
「パソコンの中」と「店の中の箱」は、インターネットが止まっても動き続けます。「Googleの中」は、店の回線が戻るまで店のパソコンからは開けません。ただ、スマホの回線からは開けるので、仕事を続ける道はあります。
本当に、月々の費用はかからないのですか?
月々のサーバー代はかかりません。「Googleの中」は御社が既にお使いのGoogleの範囲内で作るので、追加の契約は不要です。箱の電気代は電球1個ほど。かかるのは、保守やサポートをお願いいただく場合の費用(月¥8,800〜)だけで、これは任意です。
どの器になるかは、誰が決めるのですか?
無料相談の中で、お仕事の形(何人で使うか・どんなデータか・外に公開するか)を伺って、こちらからご提案します。あとから別の器へ引っ越すこともできます——データがファイルの形で手元にあるからこそ、できることです。