制作見本(架空の会社)

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たがね金物店の歩み

昭和三十二年、市場の裏の小さな店から。置いている道具は、三代のあいだに変わりました。

有限会社たがね金物店(山口県宇部市・金物、建築金物、大工道具)
この会社は実在しません。「会社の歩み(沿革)」のページがどんな形になるかをお見せするために、BIW STUDIO が組んだ見本です。社名・年・出来事はすべて架空のものです。

歩み

一行ごとに、その年を何で確かめたかを添えています。

  1. 1957昭和32年

    市場の裏手に、金物と荒物をあつかう店をひらく。

    出どころ ご家族の記憶(三代目からの聞き取り)

  2. 1958昭和33年

    商工団体の名簿に、はじめて店の名が載る。

    出どころ 商工団体の名簿(写し)

  3. 1963昭和38年

    大工道具の取りあつかいをはじめる。

    出どころ 当時の仕入台帳

  4. 1968昭和43年

    いまの通りへ移る。

    出どころ 建物の登記(表題部の新築年月日)

  5. 1973昭和48年

    有限会社に改める。二代目が店に入る。

    出どころ 登記(履歴事項全部証明書)

  6. 1979昭和54年

    建築金物の卸をはじめる。

    出どころ 取引先へ出した案内状の控え

  7. 1985昭和60年

    通りの裏手に倉庫を建てる。

    出どころ 写真の裏書き

  8. 1992平成4年

    二代目が社長になる。

    出どころ 登記(履歴事項全部証明書)

  9. 1997平成9年

    地元紙に「まちの道具屋」として紹介される。

    出どころ 新聞の切り抜き(日付入り)

  10. 2008平成20年

    電動工具まで品ぞろえを広げる。

    出どころ 自社の商品カタログ

  11. 2016平成28年

    三代目が店に戻る。

    出どころ ご家族の記憶(聞き取り)

  12. 2021令和3年

    刃物研ぎと、工具の修理の受付をはじめる。

    出どころ 店内の掲示(写真)

  13. 2024令和6年

    三代目が社長になる。

    出どころ 登記(履歴事項全部証明書)

創業の年について

ご家族の記憶では昭和三十二年、商工団体の名簿に名が載るのは昭和三十三年でした。店をひらいてから名簿に載るまでに間があったと見て、このページは昭和三十二年を創業の年とし、名簿の初出もそのまま並べています。どちらかを消してしまうと、あとで別の資料が出てきたときに、直すための手がかりがなくなるからです。

三つの節目

年表のうち、社内で「あの年」と呼ばれている三つを、短い文にしました。

1968昭和43年

通りを、ひとつ渡った。

市場の裏から、いまの通りへ。荷を運んだのは初代と、近所の大工さんたちだったと聞いています。移った先は間口が広く、材木も長い管もそのまま入りました。置ける物が変わると、来る人が変わります。金物店ではなく道具屋と呼ばれるようになったのは、このころからです。

1973昭和48年

看板はそのまま、責任の形だけ変えた。

有限会社にしたのは、建築の仕事が増えて、まとまった額の取引が続くようになったからでした。屋号は変えていません。表の看板も、初代のころに書いてもらったものをそのまま使いました。変えたのは、外に対する責任の持ち方だけです。

2016平成28年

三代目が、店に戻った。

三代目は十年ほど県外で働いてから戻りました。まず手をつけたのは、倉庫の棚卸しと、値札の付け直しでした。何がどれだけあるのか分からない状態を先に片づけないと、次の代へは渡せない——そう考えたのだと言います。

この年表は、こうして作りました

古い会社ほど、資料はあちこちに散らばっています。三段に分けると、集めきる前に手を付けられます。

  1. 一公開されている資料で、下書きをつくる。

    登記、商工団体の名簿、古い地図、図書館で読める昔の新聞。会社の外に残っている紙から、年のはっきりすることだけを先に並べます。この段では、まだご本人に何も伺いません。

  2. 二聞き取りで、確かめる。

    下書きを持ってうかがい、一行ずつ「これで合っていますか」と確かめます。白紙で「創業はいつですか」とお聞きするより、思い出していただきやすいからです。食い違いが出たところが、いちばん聞くべきところになります。

  3. 三読める形にする。

    年表と、節目の短い文と、出どころ。この三つが揃って、はじめて人に見せられる形になります。出どころを添えておくのは、あとで資料が増えたときに、どこを直せばよいかが分かるようにするためです。

この三段が、ホームページ係の作り方です。
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