LP制作の費用相場はいくら?
「安くて良いLP」を見分ける3つの質問。
LP制作を頼もうと調べはじめると、まず戸惑うのが値段です。数万円と書いてあるところもあれば、数百万円のところもある。「この差は、いったい何?」——ご相談で、いちばんよく聞かれる質問です。
今日は作り手の側から、この価格差の正体を正直にお話しします。読み終わるころには、見積もりを前にして「高いか安いか」ではなく、「自分に合っているか」で判断できるようになるはずです。
LP制作の費用相場——ざっくり3つの帯
細かい例外はありますが、世の中のLP制作は、おおむね次の3つの帯に分かれます(あくまで一般的な目安です)。
| 帯 | だいたいの金額 | 誰が・何をするか |
|---|---|---|
| 格安〜テンプレ型 | 数万円〜15万円 | テンプレートに文章と画像を流し込む形が中心。文章はお客さま側で用意することが多い。 |
| オーダーメイド型 | 15万〜60万円 | フリーランスや小さな制作会社。構成・コピー・デザインをその商品のために設計する。 |
| 戦略・運用込み型 | 60万〜数百万円 | 広告運用や市場調査、A/Bテストまで含む。チームで分業し、継続的に改善する。 |
大事なのは、この差が「ぼったくりかどうか」の差ではない、ということです。含まれている仕事の量と種類が、そもそも違うのです。
価格差の正体は、3つしかない
どんな見積もりも、分解すると差がつくところは3つに絞られます。
- 誰が、何人で作るか。ディレクター・ライター・デザイナーの分業なら人数分の費用がかかる。ひとりで全部できる作り手なら、その分は軽くなります。
- 「言葉」まで作るか。構成とコピー(文章)をゼロから設計するか、お客さまの原稿を流し込むか。LPの成果を分けるのは実はここです。
- 作ったあとの面倒まで見るか。公開作業、修正、フォームの保守、数字を見ての改善。「作って終わり」かどうかで、月々の費用が変わります。
つまり、安いLPが悪いわけでも、高いLPが良いわけでもありません。抜けている仕事は誰かがやることになる——多くの場合、あなた自身が。それを引き受けられるなら、安い帯は合理的な選択です。
「安くて良いLP」を見分ける、3つの質問
そのうえで、予算を抑えつつ失敗したくないなら、発注前にこの3つを聞いてみてください。
質問1「構成とコピーは、誰が書きますか?」——「原稿はご支給ください」なら、いちばん難しい仕事があなたに残ります。文章のプロが商品を理解して書いてくれるなら、その見積もりには価値があります。
質問2「見積もりに、何が入っていますか?」——スマホ対応、お問い合わせフォーム、公開までの作業、修正は何回まで。ここが曖昧なまま進むと、あとから「それは別料金です」が積み重なります。
質問3「公開したあとは、どうなりますか?」——直したいとき、壊れたとき、誰に頼めるのか。買い切りでデータだけ渡されると、小さな修正のたびに頼み先を探すことになります。
正直な話——「相場より安い」には理由がある
わたしのスタジオは、構成・コピー・デザイン・フォームまで込みで¥180,000〜。オーダーメイド型としては下のほうの価格です。
安くできる理由は単純で、ひとりで全部作るからです。わたしは文章を書くことが本職で、構成もコピーも外注しません。分業の人件費と、間に入る会社の取り分がない。それだけのことで、仕事を薄くしているわけではありません。
逆に、広告運用やA/Bテストまで任せたい方には、戦略・運用込み型のほうが合っています。大事なのは、自分の事業のいまの段階に、ちょうどいい帯を選ぶことです。
まとめ——金額ではなく「何が含まれるか」で選ぶ
LP制作の相場は、数万円から数百万円まで。でもそれは品質の序列ではなく、含まれる仕事の違いです。見積もりを見るときは、金額の大小より先に、3つの質問を。構成とコピーは誰が書くのか。何が含まれるのか。公開したあとはどうなるのか。
この3つに気持ちよく答えてくれる相手なら、どの帯でも、大きな失敗はしないはずです。